筑波大学名誉教授 中 川 八 洋 二〇一四年八月九日付けの新聞各紙に、「エッ? この意識調査がどうしてこの国立研究所で」と誰しも訝しく思う報道記事があった。むろん、内容的にはさほどセンセーショナルなものでなく、意識調査の結果数字の発表にすぎないもの。読んで「何か変だ」と感じたかなりのインテリでも、数分後には記憶から消えるレベル。 だが、例えば朝日新聞の見出しは「夫の七人に一人 家事ゼロ」であったように、左翼の新聞は大拍手して報道した。すなわち、『全国家庭動向調査』は、日本国を亡国一直線とするフェミニズム共産革命が霞ヶ関で猛スピードで進められていることを、ゾッとするほど明らかにした。真に日本国を守らんとする愛国心があるなら、決して看過してはいけない。 日本人をカタツムリ化する人間改造(「雌雄同体」化)が爆走的に進む日本 『全国家庭動向調査』は、二〇一三年七月、日本の一万二千二百世帯の女性(