地方自治体の現役首長(くびちょう)約1800人に届けている雑誌がある。一般社団法人「地方自治マネジメントプラットフォーム」が発行する「首長マガジン」だ。首長経験者に現職当時の裏話や今だから話せることを“根掘り葉掘り”聞き、これまでは経験者の中に眠っていた自治体経営のノウハウを次世代に継承するのが狙いだ。「首長マガジン」編集長の菅野永氏に創刊の背景と目的、人気企画、力を入れたい分野、地方自治体が求める民間企業との連携などについてお話をうかがった。 プロフィール 菅野永(かんの・ひさし)氏 宮城県仙台市出身。東北大学農学部卒業。総務省地域力創造アドバイザー。七十七銀行を経て、北海道庁に入庁し、道内市町村の行財政運営に携わる。2015年から一般社団法人 MAKOTOに参画し、東北で起業支援や地方の産業振興に関わる。18年より自治体支援事業を行う株式会社MAKOTO WILLの代表の就任。22年、