G-Funkのイメージとして大きな要素がいくつかあるなかで、最も目立つのは「高音で鳴っているシンセメロディ」と言っても過言ではないだろう(個人的には「歯医者サウンド」と呼んでいる)。あの鳴くような響き、土臭さとエモさが共存する世界観を演出するメロディはG-Funkにおいては欠かせない要素となっている。具体例を挙げるとしたらこの辺であろうか。 もちろんヒップホップ内ではこのようなファンキー高音シンセを使用した第一人者はDr. Dreと言っても過言ではない。N.W.A.時代から積極的に取り入れていたこのファンキーシンセは彼の1stアルバム「The Chronic」にて洗練されたのである。ではこれらの高音シンセメロディのロールモデルとなった「元ネタ」はどれかと言うと、OHIO PLAYERS(オハイオ・プレイヤーズ)の“Funky Worm”であろう。 OHIO PLAYERS – Funky