人は常に何かを予想しながら生きています。 前々回のコラム中で例に挙げましたが、誕生日パーティを開いてもらえるとわかれば、プレゼントやケーキが用意されているかもしれないと予想します。同様に、仕事においても、業務をお願いする側は「おそらくこういうことなのではないだろうか」という予想を立てていると言えます。 商品の売り上げが悪いので解決方法を提案して欲しい、という依頼をしたのであれば、近年の傾向から言えば、フェイスブックやツイッターをはじめとしたSNSを活用することで、生活者と直接つながってはどうか、と考えているでしょう。 新製品の開発を依頼するのであれば、著名なデザイナーとコラボレーションしたデザインに特化した製品や、活況を見せているインターネット通販のみでの製品展開なども予想するのに難しくありません。 企画の提案は、こうした予想を超えたものでなければならない、と個人的に思っています。ありとあ