クロス・アイ・ドミナンスの有名人といったら、俳優のブルース・ウイリスがすごくわかりやすい例です。顔を左方向にそむけ、右目を流し目気味にして左手に持った銃のサイトを見る独特の射撃フォームは、利き手が左・効き目が右であるせいなのです。 写真は映画「ダイ・ハード」ブルーレイコレクションのパッケージから。 普段ものを見ているときには普通は両目で見ますが、実はメインで使っているのはどちらか片方の目だけで、もう片方の目は補助的な役割しか果たしていません。そのメインで使っている方の目を効き目といいます。英語では「ドミナント・アイ=支配的な方の目」という言い方をします。一般的には利き手と同じ側の目が効き目になっていることが多いのですが、それが逆になっている人も一定の割合で存在します。支配的(ドミナント)な目と手が交差(クロス)しているという意味で、クロス・アイ・ドミナンスと呼びます。資料によると1割くらい