第6回 新しく追加されたMulti Category Security 古田 真己 サイオステクノロジー株式会社 インフラストラクチャービジネスユニット Linuxテクノロジー部 OSSテクノロジーグループ 2006/8/16 今回からはSELinux Referenceポリシーの新機能であるMulti Category Security(MCS)の取り扱いを解説します。 MCSはオプションとして提供される機能で、アクセス制御対象のオブジェクトにカテゴリを設定してカテゴリ別のアクセスを実現します。 MCSは企業向けのセキュリティ機能 MCSは企業向けのセキュリティを提供します。MCSを説明するうえで必要なのは、同じくオプション機能のMLS(Multi Level Security)との比較です。それぞれの機能は下記の表のとおりです。