「伊勢志摩サミット」の開催まであと20日となり、警察庁の金高長官は警備に関わる幹部を集めた会議で、サミットを巡る警備情勢は絶えず変化するとして、常に「想定外」を想定し、どのような事態が起きても安全を確保するよう指示しました。 この中で金高長官は、先月、広島で開かれたG7=主要7か国の外相会合で各国の外相が急きょ、原爆ドームを視察したことや、熊本地震の活動がいまだに予断を許さない状況であることに触れ、「サミットを巡る警備情勢は絶えず変化する」と指摘しました。そのうえで、「常に『想定外』のことを想定しておかなければならないのが警備だ」と述べ、どのような事態が起きてもサミットの安全を確保するよう指示しました。 警察庁は会場などの警備に、国内で開かれた前回の「北海道洞爺湖サミット」を上回る2万数千人規模の態勢で当たるとともに、サミットに合わせてアメリカのオバマ大統領の被爆地・広島への訪問が検討され