(CNN) オーストラリア運輸安全委員会(ATSB)は5日、西オーストラリア州で、鉄鉱石を積んだ貨物列車が無人のまま時速約100キロで92キロ走行したと明らかにした。貨物列車はその後、故意に脱線させた。けが人はいないという。 ATSBによれば、貨物列車は機関車4両と貨車268両の編成だった。鉱山大手のBHPビリトンが運用しており、鉱山の町から港への輸送に使われていた。 運転手が午前4時40分ごろ、貨車の点検のために機関車の外に出たところ、列車が動きだした。その後、午前5時半ごろに強制的に脱線させたという。 列車は運転手がいない状態で、管理センターがポイントを操作して故意に脱線させるまでに92キロ走行したという。 今回の件について調査が行われている。 BHPビリトンは全ての鉄鉱石の貨物列車について運行を停止したことを明らかにした。今回の件でけが人は出ていないという。