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2016年6月4日のブックマーク (5件)

  • 過大評価されるフランスの少子化対策 - Think outside the box

    最近、少子化対策として「フランスを見習え」という言説をよく見かけます。 business.nikkeibp.co.jp 国が気を出して、出産・育児に関する選択肢を増やしたのです。これによって、フランスは出生率が1994年の1.66から、わずか10年で2.0前後まで上昇して、安定しました。 しかし、以前の記事でも指摘したように、これは事実認識として不正確です。1970年代以降の合計出生率の低下は、戦後世代が出産時期を遅らせるようになったためで、最終的な出産数はほとんど変化がありません。 不均衡という病 〔フランスの変容 1980-2010〕 作者: エルベ・ル・ブラーズ,エマニュエル・トッド,石崎晴己出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2014/03/19メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 出生率の情勢指標は、1966年には女性1人当たり子ども2.9だったのが、19

    過大評価されるフランスの少子化対策 - Think outside the box
  • 非婚化・少子化に関する記事へのコメント - Think outside the box

    非婚化や少子化を巡っては「嘘・大げさ・紛らわしい*1」主張が溢れています。「男女に生まれつきの違いはない」というポリコレ*2信者の信念が、「一夫一男女分業」という人間の生物学的な基形に反するため、嘘を強弁せざるを得ないためです。 先日には、「日男女の賃金格差が大きい→女の上昇婚志向が強くなる」という記事を見掛けましたが、このロジックが転倒していることは過去記事で分析済みです。 totb.hatenablog.com totb.hatenablog.com totb.hatenablog.com ちなみに、その記事では「もてない男は性的魅力と収入に欠ける」と主張されていましたが、そんなことは当たり前です。問題は、男女同等の社会では男が性的魅力不足を経済力で補いにくくなるため、構造的な男女のミスマッチが拡大することです。性的魅力の相当部分は生まれつきであることも考慮すると、「個々人が

    非婚化・少子化に関する記事へのコメント - Think outside the box
    closedisland
    closedisland 2016/06/04
    社会問題に関して「嘘・大げさ・紛らわしい」主張が「政治的正しさ」によってまかり通ってしまうことに関する話。
  • Nature ハイライト:ネアンデルタール人が作った古代の石筍サークル | Nature | Nature Portfolio

    考古学:ネアンデルタール人が作った古代の石筍サークル 2016年6月2日 Nature 534, 7605 ブルニケル洞窟内の環状構造物における磁気測定の様子。 | 拡大する Credit: Etienne FABRE – SSAC ネアンデルタール人は現生人類に最も近縁な絶滅ヒト族だが、その文化生活に関して分かっていることは極めて少なく、最も初期のネアンデルタール人のものに関してはほぼ皆無である。フランス南西部のブルニケル洞窟は、更新世に入り口が自然に閉じてから1990年に発見されるまで誰も立ち入っていなかった。今回J Jaubertたちは、ブルニケル洞窟の奥にある、折れた石筍片が低い壁を作るように積み重ねられている2つの環状構造物について報告し、その年代を明らかにしている。それらの構造物は、洞窟の入り口から336 mの所にあり、大きい方は直径5 mを超えていて、人為活動によるものである

    Nature ハイライト:ネアンデルタール人が作った古代の石筍サークル | Nature | Nature Portfolio
  • アルカリ金属の爆発の秘密が明らかに | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    アルカリ金属を水に入れると派手に爆発する。化学の授業でおなじみのこの実験の反応機構が、実は長く誤解されてきたことが、ハイスピードカメラを使った研究で判明した。 ナトリウム‐カリウム合金の液滴が水中に落下する様子。左側は水面を斜め上から、右側は水面を斜め下から捉えた画像。金属液滴が水面に触れた直後、超高速でスパイクが形成されている様子が見て取れる。また、スパイクが成長していく過程では液滴周囲の溶液が青紫色に変化している。 Ref.1 金属ナトリウムや金属カリウムの塊を水中に投げ入れ、爆発を眺める。化学を使った悪ふざけの定番ともいえるこの爆発反応は、アルカリ金属の高い反応性を説明する実験として、何世代にもわたり化学を学ぶ学生たちを驚嘆させてきた。ところが今回、これまで単純明快とされてきたその反応機構の裏に、一連の興味深いプロセスが隠されていたことが明らかになった1。 アルカリ金属が水と接触して

    アルカリ金属の爆発の秘密が明らかに | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
  • 体色操る同一遺伝子、ガとチョウで特定 研究

    オオシモフリエダシャク。灰白色と黒っぽい体色が確認できる(2016年6月1日提供)。(c)AFP/Nature / Institute of Integrative Biology / University of Liverpool / Ilik Saccheri 【6月2日 AFP】体色が灰白色から黒ずんだ色に進化したことで知られるガの一種、オオシモフリエダシャクについて、この進化を可能にした遺伝子を特定したとの研究結果が1日、発表された。暗黒色への進化は、工業化が進んだ19世紀英国の、煤煙で「暗化」した環境で、捕動物の目から逃れるためだった。 別の研究では、同じ遺伝子の作用により、約40種のチョウに派手な黄色のしま模様が現れることが報告された。これは、目立つ黄色が有毒性を示す目印となり、捕動物である鳥たちから身を守るすべとなるのだという。 それぞれ独立した研究論文として英科学誌ネイ

    体色操る同一遺伝子、ガとチョウで特定 研究