批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。 最近コメントのやりとりで議論になった中から、気になった話題を独立したエントリーとして論じたいと思います。本日は、私の5月13日の記事に対するコメントで、山澤さんが紹介して下さった「第二次世界大戦後、日本へのアジア各国の評価」という記事について考えてみたいと思います。その記事は、アジア各国の指導者の中には、日本がアジア諸国の独立の手助けをしたと考えている人々が多いという事実の紹介です。 「日本はアジアの解放の手助けをした」という声を集めると、その中には、インドネシア人、インド人、ビルマ人、マレーシア人の声がよく出てきます。その反面、同じ南方であっても、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、パプアニューギニア、ソロモン諸島といった国の人々からこうした声は出てきません。これらの国々では「日