「『Rewrite』ラストは集団のために個人が犠牲になる/物語のためにキャラクターが犠牲にされる話だよね、道理は通っているけどだったら俺は思想信条レベルで『Rewrite』を否定する」という話。 個別ルートにおけるヒロインとの結末を個々人の幸せとみた場合(静流ルートの扱いは迷うが、多少乱暴ながら演出レベルではそうであると見なして良かろう)、Moon編で提示されるのは個人と集団(オカ研/社会/人類)の対比、個人の幸せとオカ研の存続・人類の滅亡が排他的関係にあるという作品内論理。 瑚太朗「わかるか? 孤独でなくなったら、俺は人間関係に満足して、埋没していた/そこで立ち止まって、終わっていたんだ/可能性を探る旅は、いつだって孤独なものなんだ」(Moonより) その結果出される解は、人類の可能性を切り拓くためには個人としてTerra編の天王寺瑚太朗が犠牲にならなければならず、人類を淘汰する滅びのシ