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ブックマーク / pub99.hatenadiary.jp (7)

  • ハピメア 雑感 - ここにいないのは

    ※ポエムでネタバレしていますので注意。 - 物語の始まりは子供3人が眠る部屋。家族ぐるみで旅行に行った先、兄妹と幼馴染みの3人が並んで眠っている。 妹と兄とが持病の夢遊病により扉を開けて森の中へと彷徨ってしまう。 帰ってきたのは、兄一人。妹は発見されなかった。 そこから兄の中で夢と現実とが混じり合っていく―― ほぼ現実のような実感が強すぎる明晰夢により日常生活が阻害されている主人公・内藤透。透は不自由にしながらも何とか生きてきたのですが、亡くした妹が夢に出るようになってから夢に"再び"とらわれようとします。 そこに関わっていくヒロインが4人居て、それぞれのエンディングへと向かうのですが、この文章ではほとんど触れません。ひたすら妹・舞亜に関して述べていきますので、どうぞよろしく。 さて、舞亜。 薄い色の髪と貧乳のボディをし、ゴスロリの服を着て、人を小馬鹿にする性格の小悪魔系の実妹です。確かに

    ハピメア 雑感 - ここにいないのは
  • 2012年美少女ゲームベスト - ここにいないのは

  • 月に寄りそう乙女の作法 雑感 - ここにいないのは

    女装物として 公式ホームページを見れば判りますが、作は美少年が女装しメイドとして女学院に通うという内容でして、ジャンルは所謂一つの女装物というやつです。 女装物は一定以上の市場があるらしく、エロゲでもそれなりの数の作品が出されています。主流は(1)使用人=メイドとして女学院に入学しハイソな美少女らに気に入られる、(2)一生徒ととして女学院に入学し一番の人気者になる、の2パターンに分けられる気がします。参考までにErogameScapeのPOVをば→POV「女装もの(女装ネタ)」 ErogameScape-エロゲー批評空間- 正直、個人的にはぴんとこない分野です。バれるだろうという野暮な突っ込みは兎も角として、男が想像した"男の知らない女だけの友愛"から、隠されていた性別が判明した揺れ動かしで男が望む恋愛へ昂揚していくタイプは何とも受け入れにくいところがありました。 ただ"美少年の女装"に

    月に寄りそう乙女の作法 雑感 - ここにいないのは
  • 翠の海 雑感 - ここにいないのは

    主人公は記憶をなくして森の中で眼を覚ます。森を抜けたら湖があり、そこで少女と出会った。彼女は手を伸ばしながら、告げる。 いらっしゃい、私たちの楽園へようこそ。 そして深い森に建てられた洋館で同じように記憶をなくした少年少女たちとの共同生活が始まる―― という感じの冒頭。以降、集った少年少女の共通点、屋敷暮らしのルール、屋敷の見取り図などがテンポ良く語られます。 ――全員記憶を失い、ここにいる。 ――21時-翌7時まで部屋から出てはいけない。 ――キッチンに入っていい人間は限られている。 ――中庭の鍵を持つ人間は限られている。 ――森の外には、決して出られない。 全てが出揃ったところで、屋敷内での幸せな生活が繰り広げられることになります。好きなように勉強でき、好きなように運動でき、好きなように音楽が出来る時間。子供たちや同年代との騒がしいながら育んでいく心の交流。 穏やかであり、最初に述べら

    翠の海 雑感 - ここにいないのは
    cloverleaf24
    cloverleaf24 2012/08/07
    この作品は閉鎖世界の描写がよくできてますよね。キャラがちょっと弱いですが。
  • いろとりどりのセカイ 雑感 - ここにいないのは

    【真紅】「お前の明日が、今日よりもずっと、楽しい事で溢れているようにと、祈ってるよ」 セカイは祈りで満ちています。幸せになる、という意志から発せられた祈りで。 作の主人公・悠馬には自分以外からは見えないし会話も出来ない魔法使い・真紅が常に付き添っています。真紅の力を借りることで、悠馬は人の痛みを肉体的も精神的にも癒すことが出来る能力を有しています。この真紅は悠馬としか話せないのですが、話し事が大好きであり、夜になり人目を気にせず思いっきり悠馬と話せる機会があると長話を毎回ねだります。もっともっと話そう、話そうと幸せそうに請います。そして真紅は話し終わった後に一日の疲れに眠る悠馬に対して毎晩毎晩一句をある程度変えながらも大筋では変わらない内容を祈ります。 ――悠馬が幸せになるように、と。 【真紅】「ああ。悠馬の明日が楽しい事でたくさんたくさん、溢れているようにって、祈っているよ」 では、幸

    いろとりどりのセカイ 雑感 - ここにいないのは
  • Rewriteから派生して読むと面白い小説10選 - ここにいないのは

    間口は広く、切り方もかなり多彩に成り得るのですが、取り敢えず10作に絞ってみました。……それを名目に好きな小説を並べてみた感もあるのですが、まあセレクションが古臭いは禁句で一つどうぞ。 超人 「理解」(テッド・チャン、『あなたの人生の物語』所有) 『人間以上』(シオドア・スタージョン) 上は拡張された認識による戦闘描写の極地の一つ。ロミオ作品の戦闘描写への物差しとして最適です。 下は超人でありながら人としての出来そこないたちが集合し起こりうる何かを書いています。参考までに。 認識の進化 『果しなき流れの果に』(小松左京) 途端、意識と認知が縦方向に引き延ばされる。 事象は縦割り。 時間は交差する非論理の流れだと知る。 俺はハシゴをよじのぼっていく。 高く、どこまでも高く。 山よりも空よりも高く、宇宙よりも時間よりも上… そこからは、万物が見えた。 (Moon【ミラクル大冒険】より) ……か

    Rewriteから派生して読むと面白い小説10選 - ここにいないのは
  • airy[F]airy 感想 - ここにいないのは

    総論 土曜日がない世界で火曜日を守るために“Eremita”というカードゲームで妖精と勝負する“火曜の墓守”エルモ。養父にして前代の“火曜の墓守”アルマンドが失踪したことで、エルモはその責務も実際の教会の墓守もサンタリキアの復活祭で聖霊を集める役も受け継ぐことになった。役目を果たして行くうちに様々な変化があり、真実を知り、そして少女たちと仲良くなって行く―― という感じの内容。 まず“Eremita”による曜日を賭けた勝負について。一日を賭けた勝負が人知れず行われ、何も無いように終わり、一見何も無かったように見えるのは、世界の片隅での世界の守り方として確固として成立してるように感じました。それにここでは世界を賭けた勝負の確かさとは逆に、敗北しても恐らくは何も無かったかのように過ぎて行くことになるだろうという瀬戸際の実在感の無さがあり、そのことで薄ら寒さが加えられているように感じました。……

    airy[F]airy 感想 - ここにいないのは
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