Windows OSに標準装備されているバックアップ・ツール([スタート]メニューの[アクセサリ]-[システム ツール]-[バックアップ])は、指定されたファイルやフォルダの内容をアーカイブして、テープ・デバイスやファイルなどに書き出してバックアップしたり、逆にアーカイブを展開して、ファイルやフォルダをリストアしたりするために利用されるツールである。標準ツールなので、どの環境でも利用でき、通常のユーザーやデータ、システムなどのバックアップのほか、SQL ServerやExchangeなどのデータ・バックアップ用途などでも広く利用されている。 このバックアップ・ツールは、もともとはテープ・デバイスにバックアップするために作られたツールであるが、Windows 2000以降のOSではテープだけでなく、ファイルにもバックアップすることができる。バックアップ先を別ディスクやリモート・コンピュータ上