1 日々、水分量を調節する 必要な水分量は、季節によって異なります。日々炊けた米の具合を元に、翌日の水分量を想定します。通常、水分量は釜の目盛りに合わせます。ですが、よく見てください。多くの場合、目盛りの太さは1mm程度あるでしょう。その1mmの中で日々調節する必要があります。毎日の成果物(米)を味わい、次の日に備える。1mmの目盛りの中で水分量を調整します。PDCAサイクルを回すのです。精神の「精」は米偏です。「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」。 2 炊けた具合により、混ぜる時間を調整する 米が炊けたあとは、速やかに混ぜましょう。余計な水分量を飛ばす効果があります。一粒一粒が空気を含み、輝き出します。混ぜる際、決してしゃもじを「挿して」はなりません。米を「すくう」のです。「挿して」は米が傷つきます。水分量を見て、混ぜる時間を調整しましょう。多少水分を大目に入れてしまっていても、ここで