インターネット上に構築された仮想空間で、自分の分身である「アバター」を介してその空間に入り、他の利用者とコミュニケーションをとることができる場として、注目を集めるメタバース。コロナ前から、既にゲームやイベントなどを中心に活用されてきたが、コロナ禍で会議や商談といったビジネスの場におけるニーズも顕在化し、より多様な使い方が模索されている。 観光におけるメタバースの動きや2022年のトレンドなど、現在のメタバースの概況と共に見ていく。 世界中で加速する地域観光xメタバースの動き地域が主体となってメタバースを観光にも取り入れようとする動きは世界でも見られる。 韓国ソウル市では、メタバース・ソウル計画を構築すると発表。教育、経済、文化、観光、市民サービスなどの行政サービスを提供するメタバースプラットフォームを複数の段階に分けて構築する。中国でも、湖南省張家界市の観光地 武陵源区で「張家界メタバース