怪獣映画「ゴジラ」の完全新作のテレビアニメシリーズ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」。「ゴジラ」は、海外制作のテレビアニメシリーズや日本制作の劇場版アニメはあったが、日本制作のテレビアニメシリーズは初めて。「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」などの高橋敦史さんが監督を務め、芥川賞作家の円城塔さんがシリーズ構成、脚本、SF考証を担当するなど豪華スタッフが集結した。「ゴジラ S.P」は、難解な専門用語も出てくるが、意外にすんなり理解できる。理解できたような気になっているだけかもしれないが。実験的で難解なところもあるが、ユーモラスでもあり、考えれば考えるほど深みにはまっていく。まさに“円城塔ワールド”とも言える。設定も複雑なようではあるが、円城さんは「基本的に『ドラえもん』くらいのありそうで、なさそうな設定なんです」と話す。円城さんに「ゴジラ S.P」の制作の裏側を聞いた。