チンギス・ハーンは、モンゴル帝国の基礎を築いた人物です。とにかく獰猛な戦闘集団を率いたというイメージがあります。 機動力に優れた騎馬軍団を縦横に駆使して、多くの敵国の領土を奪いました。また、膨大な物量作戦により、いくつもの城や都市を壊滅させました。 敵国を征服後、モンゴル帝国を裏切った国に対しては、老若男女どころかネズミ一匹さえ殺しつくしました。そこまで徹底するのは、他の占領下の国への見せしめでもあります。 しかし、残虐な脅しだけで広大な版図を治めたわけではありません。モンゴルは人口が少ないため、武力だけでは限界があります。 武力という「ムチ」だけでなく政治政策における優れた「アメ」があったのです。 税金がやすかった! 税金がかなり安かったのです。遊牧騎馬民族のモンゴルでは、羊100頭につき2頭が税として徴収されていました。つまり税金が約2パーセントだったのです。 占領下の国の税金は、状況
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