人口世界一の中国で出生率の低下が止まらない。政府の出産奨励策にもかかわらず、2021年に人口危機が悪化した。 国家統計局が17日発表したデータによれば、中国で昨年生まれた赤ちゃんは1062万人。20年は1200万人だった。公式統計に基づき算出すると、少なくとも1950年以来最少となった。人口1000人当たりの新生児数を示す出生率は7.52と、少なくとも78年以来の低水準。 出生数の急減は中国の人口減少が予想よりも早く始まる可能性を示している。2021年は死亡者数が1010万人と出生数をわずかに下回り、辛くも人口減を免れた。 No Baby Boom Number of births in China in 2020 fell to lowest since at least 1950