義父の死亡に伴う手続きをしに、 昨日、義母と町の役場に行った。 ひとつの書類をだすごとに 担当者がいれかわり、 義母はその度に 名前と住所、同じことを何度もかく。 義父と義母のマイナンバーカードを 誇らしげにふりかざしてみたものの、 しれっと流された。 そうか、マイナンバーカードは いろんな処理がさくっとできちゃう 魔法のカードじゃなかったわね^^; お義父さんがいなくなってしまった今も、 義実家はにぎやかだ。 娘はいとこたちとはしゃぎまくり、 お茶がわりにジュースをのみ、 ことあるごとに甘いお菓子に手をのばす。 楽しくてたまらない様子で、 私のことなど もはや目に入ってはいない。 ソファーでうたた寝をする夫を見て、 義母や義妹は 「つかれてるのね」 と、いつもの帰省時と変わらない 労りの言葉をむける。 帰省のたびに感じる。 ここで私は、 母でもない妻でもない、 嫁になる。 お嫁さん、お嫁