【旅人(1)】 お釈迦様は人間を旅人に例えられています。 これはお釈迦様の専売特許ではなく、古今東西、多くの詩人によって、 人生は旅に例えられ、人間は旅人に例えられてきました。 今日でも多くの歌謡曲に、人生を旅、人間を旅人、に譬える歌詞がよくあります。 たとえば美空ひばりの『川の流れのように』。 「生きることは旅すること」というフレーズで始まりますね。 人間は村人ではありません。旅人なのです。 村人ならその村に生まれ、その村に育ち、その村で田畑を耕し、その村に所帯を持ち、その村で死んでいきますが、 人間は旅人ですから、一カ所に止まってはおれません。 一つの村から次の村、次の村から次の街へと、どんどん旅をしていきます。 その旅の途中に、すごく歓迎され、居心地のいい村もある。 「いいなぁ、いつまでもここに居たいな」と思っても、 旅をしている以上、いつまでもその村に居続けることはできません。 逆
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