陳列棚の電源は切られたが、ペットボトル飲料は氷水で冷やされて売られていた。(山形市富の中のヤマザワ富の中店で) 山形県は31日、県民に呼びかけて大幅な節電を目指す社会実験を行った。 25日に続く取り組みで、午後1〜3時に実施。県内の消費電力量は昨年同時期比で、12%減となり、前回と同じく、目標の15%に届かなかった。県は2回の実験の反省点を踏まえ、6月1日から、「山形方式節電県民運動」を始める。 午後1時になると、県庁では、窓側の電灯が消され、コピー機の電源が落とされるなどした。県庁内だけでみると、約61%減と大幅な節電を達成した。 山形市富の中のスーパー「ヤマザワ富の中店」では、飲料コーナーの冷却を一部停止し、氷水が入ったタライにペットボトル飲料を入れて販売するなどした。同店の江口遵店長は、「夜間に商品を冷やし、昼間の電力を減らすなど、工夫を重ねたい」と話した。 県地球温暖化対策課による