【脳研究 – reviews】 Prejudice and truth about the effect of testosterone on human bargaining behaviour (Eisenegger C, Naef M, Snozzi R, Heinrichs M, Fehr E, Nature. 2010 Jan 21;463(7279):356-9) Twitterでふと触れたところ反響が大きかったので、もう1年以上前の研究ですが改めて取り上げてみようと思います。 一般に、これまでに発表されてきたセンセーショナルな研究の数々から「男性ホルモンであるテストステロンは攻撃的(というかアグレッシブ)な行動を引き起こす」と言われてきて、一種の俗説脳科学(中には当blog言うところの「似非脳科学」も含む)の中にはそこからさらなる怪しげな言説を導き出すものも多いようです。「男