タグ

ブックマーク / lichtung.hatenablog.com (4)

  • ポルノグラフィをただしくわるいと言うためには何を明らかにすべきか:資料公開と感想記 - Lichtung

    はじめに こんにちは。神戸大学人文学研究科、芸術学専修、現在修士課程一年のナンバユウキです。分析美学を手がかりにポピュラーカルチャーの分析と批評を行なっています。 2019年7月13日から翌14日にかけて、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催された哲学若手研究者フォーラムにおいて、二日目に分析哲学と分析美学からポルノグラフィの倫理的問題の問いの場と、そのわるさの理由を分析する「ポルノグラフィをただしくわるいと言うためには何を明らかにすべきか」を発表しました。 稿では、第一に、資料公開とその簡単な内容紹介、じぶんの研究における位置づけをご紹介し、第二に、発表した感想を共有します。 今回が修士論文に向けた公での研究発表の第一回でした。研究初期のアイデアを研究会を超えて稿のようにブログで共有するのは、あまり見たことはないです。一般に修士論文の内容や計画を公に共有するこ

    ポルノグラフィをただしくわるいと言うためには何を明らかにすべきか:資料公開と感想記 - Lichtung
    cohal
    cohal 2019/07/17
  • 分析美学のQ&A:落語と幻想文学、正しい批評、メタ分析美学 - Lichtung

    はじめに 稿は、分析美学の(ひとつの)質問箱にて受け付けた質問に答える記事です。分析美学に関するトピックに興味のある方の参考になれば。 はじめに 質問1:落語と幻想文学 質問2:正しい批評 質問3:メタ分析美学 注 質問1:落語と幻想文学 Q.1:「友達が落語と幻想文学の共通性をテーマに苦しんでいます。何かヒントはありますでしょうか」(明智小五郎さん) A.1:おもしろい質問ですね。落語と幻想文学。人生ではじめて口にしたならびです。「共通性をテーマに苦しんで」いるとのこと。わたしは「共通性を見出したい」と理解しました。どちらも詳しくないので一般的なヒントを二点だけ。 まずは、それを問う意義はどんなものか考えてみるとよいです。落語と幻想文学の共通性を見出すと何がうれしいのか。なぜその作業に意味があるのか。友人が彼/彼女自身の家族やあなたを納得させうる説明を組み立てていくなかで、問うべき問い

    分析美学のQ&A:落語と幻想文学、正しい批評、メタ分析美学 - Lichtung
    cohal
    cohal 2019/02/15
  • 芸術と倫理、倫理的批評 - Lichtung

    芸術の倫理と倫理的批評に関するサーベイ論文を読んだのでまとめました。「倫理的批評って可能なの?」「芸術作品と倫理はどう関わるの?」といった疑問を抱いている方はご一読ください。 ・Giovannelli, Alessandro. "The ethical criticism of art: A new mapping of the territory." Philosophia 35.2 (2007): 117-127. 倫理的批評とはなにか 三つの原則 新しい分類法 ヴァリエーション 「地獄変」のケース マッピングの利点 注 倫理的批評とはなにか 芸術は倫理的に批評しうるか、という問いは、20世紀の後半にはいってふたたび分析美学のまじめな問いとして見直されることとなった。それに伴い、分析美学において芸術とその倫理的批評に関するさまざまな立場が現れた。この論文では、そうした立場を実践に沿うよ

    芸術と倫理、倫理的批評 - Lichtung
    cohal
    cohal 2018/04/09
  • ノエル・キャロル『批評について』 - Lichtung

    『批評について』について アメリカはニューヨーク市立大学に勤めている著名な美学者ノエル・キャロルの著作『批評について』(邦訳:2017年 原著:2009年)は次のひとつの問いを問うています:「批評とは何か、そしてそれはどのようなものであるべきか」。 批評とは何かを問う彼の意図は、同時代の批評家が作品への価値づけから撤退していることに異を唱え、価値づけに関わっていく批評の、そして批評家のありうべきあり方を説得的に示すことにあります。過剰なレトリックに頼ることなく、印象批判に陥らないよう注意しながら、前提にもとづいて主張し、予想される反論に対して応答し、さらに再反論とぶつかり合うことによって議論が進められ「批評とは、理由にもとづいた価値づけである」との主張が展開されます*1。 四つの主張 キャロルは、批評について、四章にわたって、おおきく四つの主張を行なっています。 一つ目は、批評とは理由にも

    ノエル・キャロル『批評について』 - Lichtung
    cohal
    cohal 2018/03/05
  • 1