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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/cobachican (4)

  • 「MIKUEXPO NY」後方からのライブ報告 - ボカロとヒトのあいだ

    中学生の頃からロックキッズだった僕にとってNYは憧れの街だった。まずなによりも70年代の中頃に輝きを放ったNYパンク、その中でもテレヴィジョンとパティ・スミスは別格で、彼らの1stアルバムである「マーキームーン」と「ホーセス」はそれこそ(もうCD時代だったけど)すり切れるくらい聴いた。タイトでシャープな演奏と熱いのか冷たいのか分からない鼻にかかった歌唱は当時「ロックはヘヴィメタしか認めない」と意気がっていた僕の青臭い主義と感性に揺さぶりをかけ、「ヘヴィーメタルと違って音は細くて簡素なのに何故こんなにも”過激”に聴こえるのだろう。いったい音楽って何だろう?」と今に至るグッド・ミュージック探究の端緒となった。小学生の頃に好きだった歌謡曲、そして当時流行っていたヘヴィメタで僕の音楽遍歴が終わっていたら、「ポップスやロックはキッズやティーンの音楽だよ。もうオジサンの自分とは縁がないね」と余裕かまし

    「MIKUEXPO NY」後方からのライブ報告 - ボカロとヒトのあいだ
  • ボクボカ第126回「千本桜に対する困惑」 - ボカロとヒトのあいだ

    2011年09月17日 黒うさP 「千桜」には困惑させられている。 私見だが「千桜」の主な支持層はティーンから二十代前半だろう。彼らにとっての「神曲」であり、皆で盛り上がれて、歌うと気分がスカッとする定番カラオケ曲であるらしい。彼らは600万再生の原動力だ。嗜好は人それぞれだし、世代によっても差はある。「千桜」に夢中になれない人は当然ながらいる。僕自身も積極的に聴くほうではない。しかしだからといって、ケチをつけるような無粋なことはしたくない。「千桜」を入口に多くの若者がボカロシーンに参入し、末長くボカロに興味を持って欲しいと願っている。 ただし「千桜」のリズムだけはどうしても受け入れがたい。激しい拒否反応が出てしまう。だが若者は嬉々としてこのリズムをすんなりと受け入れている。僕は困惑してしまう。良さが分からないからだ。「千桜」にはタメや、ハネが一切ない。定規できっちり計れそうな

  • マジカルミライレポ「もはやサイリウム振ってる場合じゃない」 - ボカロとヒトのあいだ

    8月30日に開催されたマジカルミライのマジライブ夜の部レポートです。 総評は「もはやサイリウム振ってる場合じゃない」です。 僕の席は西スタンド9列目でした。最後方よりひとつ前の席です。でもはっきりいって当たりでした。遠いのでミクは豆粒サイズですけど、ステージ上方の3つのモニターと2つのサイドモニター、そしてライティングをはじめとする数々のステージ演出すべてがバッチシ見渡せるという、ある意味最上級のポジション。横に拡張したディラッドボードの中をミクが右へ左へと走り回り、ジャンプしてマイク位置に戻るパフォーマンスなどなど、小さいながらもしっかりと目で追えました。その度に「うおーミクさん走った」「うおーミクさん飛んだ」「ミクリンレンの3人が広がって踊っとる」と脳内大絶叫で大興奮。時々サイドのモニターで表情を確認し、上方に映し出されるムービーと歌声が一体となって迫ってくる演出に陶酔したり(特にLN

  • ボクボカロクロニクル第4回「ミクの淡々とした歌声」 - ボカロとヒトのあいだ(引っ越し先)

    「メルト」の前に少々書きたいことがありまして、しばしお付き合い下さると幸いです。 「恋するVOC@LOID」のようなキャラソン、「Packaged」や「Melody…」のようなエレクトロニック・ミュージック、僕がこれまで書いてきたものを読むと、2007年11月ごろまで初音ミクが歌うジャンルは限られていたように思えてしまうかも知れません。しかし当時からミクは様々なジャンルで歌っていました。多くはありませんが、なにかと挑戦的なPがいたのです。とにかくやってみる。やってみたら意外にも面白かった。やってみたら人が歌うよりも曲に味わいがでた。この「やってみたら」という気軽なノリは、様々な成果をあげました。ミクの声が持つ可能性が、Pたちの挑戦によって拡がっていきます。 まずはこの曲を聴いてみましょう。2007年10月27日 ネハンシカPボカロ声に慣れたリスナーが聴いてもかなり刺激的なサウンドです。強い

    coldcup
    coldcup 2012/12/27
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