就職氷河期に新卒となった「ロスジェネ」世代 「ロスジェネ(ロストジェネレーション)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。厳密には「ロスジェネ」は、就職氷河期に大学を卒業し新卒となった世代のことを言い、1972年から1982年に生まれた人々のことを指す。今のアラフォーと呼ばれる世代とも重なっている。 この言葉が提唱され始めたのが今から10年ほど前で、その頃の彼ら(私も含む)は25歳から35歳であったから、どちらかというと「ゆとり世代」とも同じように今時の若者を指す言葉であったのだと思う。「ゆとり」や「ロスジェネ」の前には、「新人類」という言葉もあった。 しかし、このロスジェネ世代が再び脚光を浴びている。しかも、あまり喜ばしくない方向でだ。例えば、ロスジェネ世代は、新卒の時期が就職氷河期であったため、正社員になれなかった人が多い。今年6月、内閣府の発表したデータによると、正社員の給与が5年前
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