静岡市清水区では台風の影響で取水設備が被害を受け、およそ5万5000世帯で断水が続いていて、市が設けた給水所には水を待つ人の長蛇の列ができていました。 静岡市によりますと清水区の8割ほどの世帯に水を供給している興津川にある取水口では、大雨による流木などが詰まって水を取り込むことができなくなっていて、清水区のおよそ5万5000世帯で断水が続いてます。 このため、市では、24日午後3時ごろから清水区内の10か所で給水車を配備し、このうち、興津本町の給水所では給水車の到着が遅れたため、水を待つ人の列が敷地の外まで続くほど長蛇の列ができていました。 1トン分の水を積んだ給水車が到着すると、住民たちが次々に用意したペットボトルやポリタンクに水を詰めていました。 2時間ほど給水車の到着を待ったという50代の男性は「まさか断水になるとは思っていなかった。無事に水がきてよかった。晩ご飯に使いたいと思う」と