海外にまで広まり、評価を得る日本の文化──「MANGA」。 あらゆる文化のグローバル化が加速する激動の時代にあって、フランスの漫画表現「バンド・デシネ」にルーツに持ち、今では日本的漫画スタイルで作品を発表する『ラディアン』の著者であるトニー・ヴァレントに、その価値を問う。 「MANGA」はもう、日本の専売特許ではなくなりつつある。 確かに日本の漫画は世界的にみても、類まれな数字を持っている。『ONE PIECE』や『こち亀』はギネス記録を持っているし、海外イベントで日本作品のコスプレをしているファンがテレビで報道されることも多い。 そして世界中に熱狂的なファンがいれば、その影響は広がり、作品が研究され、日本の漫画スタイルを身に着けるクリエイターが世界中から登場するのも自然の流れ。 『週刊少年ジャンプ』で連載されている『Dr.STONE』の作画を担当する韓国出身の作家・Boichi氏のように