家電製品のみならず、オフィス機器もエコロジー、低消費電力、低炭素排出量で導入する製品を選ぶ風潮が強くなっている。しかし、消費電力の多寡は最大値や最小値を比べただけでは実質的な差が分からない。 そこで、(財)省エネルギーセンター(関連リンク)では各電気機器の標準的な消費電力量の目安となる「TEC値」を公表し、省エネ性能の違いを測る指標としている。TECとはTypical Electricity Consumptionの略で、プリンター/複合機の場合、平日5日を稼働時間とスリープ/オフの繰り返し、休日2日をスリープ/オフ状態という平均的なオフィスの利用形態を想定して、その製品のスペックや消費電力などから算出する。 なお、高速出力が可能なプリンター/複合機の場合、それに比例して印刷枚数も多いものと想定されるため、省エネ性能が高くてもTEC値は高めになる。また、電源供給の契約形態によって実際の電気