現在日本でベストセラーとなっている「国家の品格」(藤原正彦さん)と「ウェブ進化論」(梅田望夫さんid:umedamochio)について。 それぞれ、現在の日本や世界の一面を鋭く分析しわかりやすく説明してくれているすばらしい本で、物事を考えるきっかけを皆に与えてくれて、とても感謝致します。 奇しくも、この全く関係のない2冊のベストセラーで意見の一致や相違がありますので、そのあたりについて考えたいと思います。 1. 「権力について」 「国家の品格」では、本筋論とはちょっと離れた部分で民主主義について触れており、『民主主義とは主権在民のことであり、世論が全てということである。そして、世論の判断材料はマスメディアしかないから、マスメディアが第一権力となっている。』ということを言われています。 一方、「ウェブ進化論」では、Web2.0論の中で『不特定多数無限大の力』について言及されています。 前者の