2009年6月17日のブックマーク (1件)

  • 「海図のない航海」に突入したオバマ政権

    オバマ政権の動きに少しブレーキがかかっています。金融危機対策から国際協調主義の外交まで、公約したプログラムを次から次へ実行し、アメリカ国内外の評価も高いオバマ政権ですが、ここへ来て様々な難題にぶつかっているのは事実です。 まず外交ですが、イランの情勢が変動要素になっています。オバマ政権は、改革派のムサビ元首相を間接的に支援してきましたし、ムサビが落選するという事態もシナリオとしては想定していたと思います。ですが、選挙のやり直しを叫ぶムサビ陣営が実力行使に出るということ、そして国内の分裂が目に見える形で出てくるというのは想定外だったと思います。 当面は、アフマデネジャド政権が継続しつつも、ムサビ派の要求を受け入れて中道寄りになりという「落としどころ」を模索することになりますが、流血が全国に拡大している現状では、時間がかかることも予想されます。そうなると、中東和平のタイムテーブルも変わってくる