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今後のガン患者や家族への情報提供はどうなっていくのだろうか。今年10月に国立がんセンターに開設される「がん対策情報センター(仮称、以下情報センター)」がその方向を決めることになる。 設置までの経緯は次の通りだ。2005年4月、厚生労働大臣が開催した検討会(がん医療水準均てん化の推進に関する検討会。「均てん化」とは、全国あまねく質の高い医療が提供されること)が、検討会の報告書で、「がん患者に有益な情報提供のためにがん情報センターの設置の検討が必要」とした。 同年8月には、2006年度厚生労働省予算の概算要求において情報センターが項目に挙げられた。同月、厚生労働省が発表した「がん対策推進アクションプラン2005」では、情報センターを設置し、国民・患者のガン医療に対する不安や不満の解消を推進することが目玉になった。そして、2005年末には情報センター予算が確定し、約15億円がついた。 情報センタ
Consumer-Driven Healthcare: Customer Satisfaction Does Not Equal Quality Fard Johnmar September 12, 2006 Know More: Health Policy 2.0, Health Policy Consumer-driven healthcare (CDHC) is a concept that has steadily gained traction over the past decade or so. At its heart is the idea that if patients have enough information they will make better decisions about their care. In addition, some propon
9月は「がん征圧月間」だ。ガンは40歳台以降の第1の死因。日本人の2人に1人はガンにかかり、3人に1人はガンで死ぬ。毎年新たにガンと診断されるのは約60万人。ガン経験者(治療中、治癒したと考えられる人の合計)は、300万人は存在すると推定される。 ということは、その家族を含めると“ガンに影響されている人”は1000万人規模になる。40歳代の働きざかりでも、会社の同期などにガンになった知人がいる場合も珍しくない。70歳代の親がいれば、親がガン患者であるのはごく普通のことと言っていい。 ガン診療にみる「格差」 乳ガン治療では半分近くが疑問符 「ガン患者・家族1000万人時代」であるにもかかわらず、ガンの診療体制やガン対処術の開発は、日本では大きく遅れており、“ガン難民”という言葉が広がっている(図1)。これは、ガン患者が適切な治療を受ける治療施設や医師を見つけることができない状況を指す。 ガン
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