僕はお菓子のひよこが好きだ。子どもの頃から、おみやげと聞けば迷わずひよこをおねだりした。大人になっても食べ続けている。そんなかわいいひよこを見てふと思う。「親のにわとりはどこへ行ってしまったのか?」。 おみやげ屋にも「名菓にわとり」は売っていないし、ひよこのサイトを見ても、親のにわとりは見当たらない。親と離ればなれでは、子どもたちもきっと寂しいだろう。いないならつくればいい。誰にも頼まれていないが僕が立ちあがった。「銘菓ひよこ」を親のにわとりに会わせたい。 親にわとりを作るために用意したのは、ホイップクリーム、いちご、デコペン。まずはひよこのボディにクリームを塗る。しかしこの作業がむずかしい。脳内イメージでは、パティシエのようにきれいにクリームを塗りひろげていた。だが実際やってみると、きれいにクリームが広がらずでこぼこ。スキル不足を痛感。 次にとさかをいちごで作る。細かく切ったいちごを、頭
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