2013年5月、ハリウッドを代表する人気女優アンジェリーナ・ジョリーさんが、将来の乳がんの発症リスクを低減させる目的で両乳房を切除したことを発表し、日本でも大きなニュースとなりました。アンジェリーナさんは、母が50代で卵巣がんにより亡くなり、祖母と叔母を乳がんと卵巣がんで亡くすという悲しい経験をしていることから、発病をしていない健康な乳房を切除するという決断を下しました。 アンジェリーナさん自身の体験を公表した背景には、遺伝性の乳がんや卵巣がんになる可能性について遺伝子検査を受けるという選択肢があることや、仮に検査結果が陽性でも、発症の可能性を低くするための選択肢が存在するということを、「がん家系」などで同じ不安を抱える世界の人々に知ってもらいたいという願いがあったものと思われます。 遺伝子検査は、その人の持っている遺伝子を調べることで、その人にあった病気の予防や治療につなげる目的で行われ
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