新年早々不愉快なこと続きで、と書き始めて、新年早々に悪いことは起こらないというような前提に立っている自分に気がつく。要するに不愉快なことが続いている、そういう当たり前の状況である。 そこで読んだ一冊の本。組織と人間、沈まぬ太陽の主人公のモデル、小倉寛太郎と佐高信の対談。佐高信の言うこと書くことはどうにも生理的に無理なところがあるが、小倉寛太郎に負けて買ってしまった。 予想通りの内容で、お買い得感なしの本ではあるが、それでも、自分自身のことにつなげていろいろ考えることもあり、読まなければあえて考えたりしない、いやな面のいい面というか、そういうことにどうしてもふれることになる。 理不尽な人事でアフリカに長くいることで学んだこともあり、それは会社に感謝すべきじゃないかという周りからの意見に対して、断固そうではないと述べる。会社には絶対感謝などしない、その強い意志。しかしあの理不尽な状況にとどまり