JR目白駅(東京都豊島区)のホームから全盲のマッサージ師、武井視良(みよし)さん(42)が転落し、電車にはねられて死亡した事故を受けて、全日本視覚障害者協議会など35団体は24日、再発防止策をJR東日本に申し入れた。 「全盲者の3人中2人はホームから転落した経験がある」との調査結果を示し、転落防止用のホームドアの早期設置などの対策を取るように求めている。 同協議会によると、約10人がJR東日本本社を訪れ、事故について説明を受けた後、事故があった目白駅のホームの幅が狭いことや、点字ブロックが老朽化して凹凸が分かりにくいことを指摘。全駅へのホームドア設置のほか駅員を必ず配置することなどを求めた。 JR東日本は「ホームの安全対策に、これまで以上に取り組んでいきたい」としている。