原子力発電所では、異常が発生したときも、原子炉を「止めて」、燃料を「冷やし」、放射性物質を「閉じこめる」ことにより、安全を確保することとしています。 そのために、原子力発電所は、多重防護の考え方を基に設計を行い、運転員や保修員の厳しい教育・訓練を行うなど、設計、建設、運転の各段階において、厳重な安全対策がとられています。このことにより、周辺に影響を及ぼすような大きな事故を未然に防ぐことが出来るものと考えておりますが、原子力発電所の防災対策は、万一、原子力による災害が発生した場合でも、その影響を最小限に抑えて、地域住民の方の安全を確保するように講じられるものです。 ここでは、原子力発電所の防災対策についてQ&Aの形で解説しています。 Q1.原子力防災の仕組みは、どう変わったのですか? Q2.万が一、放射性物質が原子力発電所から外部に放出された時は、住民の安全のために電力会社は何をするので