松葉杖で殴打、刃物で脅し やまぬ院内暴力−私大病院本院で4割強が被害 医療介護CBニュース 3月29日(金)21時10分配信 「目の前で患者が松葉杖を振り回し、医師を殴り付けた」「刃物をちらつかせることもある」-。東京都内の私立大附属病院本院11施設で構成される「私立大学病院医療安全推進連絡会議」は29日、11施設の職員2万2738人のうち1万79人(44.3%)が、暴言や身体的暴力、セクハラなど何らかの「院内暴力」の被害を過去1年間に受けたことがあるとの調査結果を発表した。同日に記者会見した各施設の安全管理者らは、院内暴力の一部を列挙し、安心・安全な医療の提供に支障を来しかねないと訴えた。 東京慈恵会医科大附属病院の森山寛院長は会見で、「予測を上回る厳しい結果だった」と述べた。また、「病気が心配でぴりぴりする患者さんの気持ちは分かるし、職員にも改善すべき点はある」とした上で、「職員が十