心臓病の夫にカリウム点滴 静岡の34歳の看護師逮捕 静岡県警捜査1課などは25日、心臓病で入院中だった夫の点滴にカリウム溶液を混入し、病院の通常業務を妨げたとして威力業務妨害の疑いで、浜松市中区、看護師小場芳恵容疑者(34)を逮捕した。 カリウム溶液は、急激に投与すると心筋の動きがにぶり不整脈などの症状が表れ、心停止を引き起こして死に至ることもあり、心臓病患者への投与は禁忌とされている。県警は殺意の有無についても慎重に捜査する。同課によると、小場容疑者は市内の別の病院に勤務。夫は混入時には気付かなかったが、点滴の針が刺さった腕に痛みを感じ、発覚した。健康に大きな影響はなかった。逮捕容疑は1月23日、同市北区の総合病院の集中治療室(ICU)で、心臓病の治療中だった30代の夫の点滴にカリウム溶液を注入、業務を妨げた疑い。県警は認否を明らかにしていない。病院が「医療行為とは関係ない別の何かが