今日は久しぶりに安全学について書く。と言っても、どちらかと言うと社会よりの話。リスク認知やリスクコミュニケーションや社会技術については少し書いてきたが、ここではSTSを取り上げてみる。問題意識は正しいと思うが、そこに所属する人々が本当にその問題にのめりこんでくれればもちろん良いのだが、自分は手を汚さず外から批評だけ加える例が多いので、いささか不快感を擁いている。中も色々分かれていて、若手には実際問題に手を汚す方向も見られるようだ。こう言う連中と手を組んで、安全・安心の問題を議論し深めて生きたい。 STSは、英語のScience, Technology and Societyあるいは、Science and Technology Studiesを略したもので、日本語ではSTSを「科学技術と社会」あるいは「科学技術社会論」と呼ぶ。 深刻化する地球環境問題、加速度的に進行する情報化、高度化する先