東日本大震災で自然エネルギーが注目される中、埼玉県の上田清司知事は21日、同県内に大規模太陽光発電所を設置する計画を進めていることを明らかにした。同県熊谷市内で記者団の取材に答えた。原発に代わるエネルギー開発構想を掲げているソフトバンクの孫正義社長と連携する。 上田知事によると、発電能力は約2万キロワット以上。設置費用として見込まれる80億円のうち、孫氏側が79億円、県など地元自治体が1億円をそれぞれ負担する予定という。 孫氏は4月20日の民主党の会合で、脱原発を提言している。【西田真季子】 【関連記事】 温室ガス:太陽電池パネル設置家庭の排出量取引を支援 水と緑の地球環境:東日本大震災 ソーラーパワートラック派遣 NPOなど被災地へ 太陽光発電:注目 自治体に補助申請相次ぐ 「予算不足」悲鳴も /群馬 太陽光発電:県が補正案に事業費など盛り込む 研究会メンバー発表 /神奈川