菅義偉官房長官は15日の衆院内閣委員会で、歴史認識問題をめぐる政府の対外広報戦略に関し「昨年度から今年度にかけて内閣府政府広報室の国際広報予算を2倍に引き上げた。来年度はさらに2倍にしたい」と述べた。次世代の党の杉田水脈衆院議員の質問に答えた。 菅氏は、朝日新聞が慰安婦報道の一部に誤りを認め取り消した問題などに関連し、「客観的な事実関係に基づいて正しい歴史認識が形成されるよう、日本の名誉や信頼の回復を図るべく、日本の基本的立場や取り組みについて、これまで以上に戦略的に(広報戦略を)行っていきたい」とも語った。