タグ

ブックマーク / jp.gamesindustry.biz (26)

  • Nintendo Switchにおけるプラットフォーマー&デベロッパの関係と新規ハードへの挑戦

    2017年2月18日,グランキューブ大阪にて関西最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「GAME CREATORS CONFERENCE 2017」が開催され,Nintendo Switchでのタイトル開発実例からプラットフォーマーとデベロッパの関係について語る「Nintendo Switchにおけるタイトル開発 〜プラットフォーマーとサードパーティの二人三脚の取り組みについて〜」という講演が行われた。 任天堂がこうした「開発実態」系のセッションに登壇することが珍しいうえ,Nintendo Switchが発売前のハードウェアということもあり,もとより大注目のセッションであった。ふたを開けてみればその予想を大きく超え,確定していなかった頃の仕様の話や開発環境,はては開発実機をその場で持ってきて聴衆に見せるなど,異例尽くしかつ重要な講演であった。稿ではその様子をできるだけ詳細にお伝えしたい。

    Nintendo Switchにおけるプラットフォーマー&デベロッパの関係と新規ハードへの挑戦
  • 「高品質なモバイルゲームのための市場は存在します。F2Pにする必要はありません」

    スクウェア・エニックスモントリールスタジオの長は,モバイルゲームの価格とコンシューマゲームのIPをスマートデバイスに持ってくる試みについて語った。。 任天堂の株価がPokemon GOのローンチ後に跳ね上がり(その世界的な現象を起こしたのが任天堂製品ではなかったとしても),Super Mario Runのサプライズ発表されて以来,多くの人の目がプラットフォーマーのモバイル戦略に向けられてきた。 アナリストや主要なメディアは,伝統的なゲームブランドをモバイルに持ってくることの可能性を迅速にコメントした。しかし,そのような興奮の中,人々はいくつかのパブリッシャがすでに彼らのベストセラーIPをスマートデバイスに持ってきていることを忘れてしまっているようだ。 とくにスクウェア・エニックスは,FINAL FANTASY,Tomb Raiderそしてドラゴンクエストなどの移植とHeavenstrike

    「高品質なモバイルゲームのための市場は存在します。F2Pにする必要はありません」
  • PS4のHDR画面はなぜ暗くなったのか?

    PlayStation 4 Proの登場とともに,PS4にHDR(High Dynamic Range)映像出力が解禁され,その効果のほどが話題になった。残念ながら,ブラインドテストでもあまり見分けがつかない人は多く,むしろ「輝度の拡張されたHDRだから明るいはず」と思い込んだ人が軒並み間違えるという結果を招くに至ってしまっている(関連記事)。すべてのゲームがそうというわけではないのだが,一番HDRに積極的に対応しているようなゲームで実際にはHDR映像は暗かったのだ(関連記事)。 なぜ,HDRモードにされた画面は暗くなったのだろうか? なぜ,ダイナミックレンジが広くて色鮮やかとされていたHDRが冴えない表示になっているのだろうか? HDR関連では国内の第一人者といえるシリコンスタジオ川瀬正樹氏にそのあたりについて聞いてみた。すると,「HDRの画面がSDRよりも暗くなるのは,実は正しい」のだ

    PS4のHDR画面はなぜ暗くなったのか?
  • スクウェア・エニックスとカプコンは,まったく異なる未来像を描いている - GamesIndustry.biz Japan Edition

    カプコンの伝統主義とスクウェア・エニックスの急速な変革のどちらが最高の生存戦略なのだろうか? 表面的に見れば,カプコンとスクウェア・エニックスは同じ目標を追うゲーム企業のように見える。両社によって公開された最新の業績報告は,彼らがリリースしたコンシューマ向けのAAAタイトルの成功や失敗についての大勢を述べ,どのようにして海外市場への展開やモバイルスペースでさらなる発展を遂げていくべきかということについて期待させる内容である。しかし,細かく読んでいけば,日ゲームパブリッシングビジネスをリードしているこの二つの企業が,まったく異なる未来像の両極端にあることに位置することが分かってくる。 カプコンは,ゲーム市場の中でもひと際多くの声高なファン層に支持されるゲームパブリッシャである。「バイオハザード 7」をはじめとして,既存のIPでも興味深い新要素を入れたり,古いタイトルを改良して復活させたり

    スクウェア・エニックスとカプコンは,まったく異なる未来像を描いている - GamesIndustry.biz Japan Edition
  • 2015年度ゲーム業界決算まとめ(その2)

    4月1日から翌年の3月31日までの期間は多くの会社で会計年度として使われている。その期間でのゲーム業界上場企業各社の業績をまとめてみた。すでに第1弾の記事は掲載しているのだが,その第2弾をお届けする。今回は,モバイル&ネットワークゲーム中心の会社をピックアップして2015年度の振り返りと今後の展望をまとめてみたい。 なお,プラットフォーマー,一般ゲーム企業については「決算まとめ(その1)」を参照してほしい。 2015年度ゲーム業界各社決算まとめ(その1) ●ガンホー・オンライン・エンターテイメント 徐々に下り坂の感はあるが,まだまだ存在感のあるガンホー。営業利益率は44.6%だ。パズドラ1というわけではないものの,決算短信などはほとんどがパズドラの話題で埋まっている。パズドラに並ぶタイトルというのはまだ現れていない。 説明会資料より。上のグラフでの第3四半期(ガンホーの決算年度では201

    2015年度ゲーム業界決算まとめ(その2)
  • 10年前のMicrosoftならありえなかった“他社ネットワークとのクロスプレイ”が示すもの

    Marcin Iwinski氏がCD Projektの「GOG Galaxy」に見る,SteamとUWPが共存する世界の明るい未来。 「The Witcher 3」を小売店で買った多くの人々は,箱の中にあるモノを見つけたはずだ。この規模のRPGを制作し,リリースするというのは大変な労苦だが,CD Projektは自ら進んでさらなる苦行に挑んだのだ。すなわち,同社のオンラインストアにとって最大の革命となるGOG Galaxyの同日公開である。数百万人が「The Witcher 3」のパッケージ版を購入したが,その全員が登録の案内を受け取ったことになる。 初めの一歩はうまくいった。2週間のうちに「The Witcher 3」の売り上げは400万を記録し,GOG Galaxyの登録者数も70万人近くに達した。4週間後には600万を超え,その後の伸びも驚異的なペースだ。CD ProjektのC

    10年前のMicrosoftならありえなかった“他社ネットワークとのクロスプレイ”が示すもの