今回計測分では前期比(前年同期比では無い・グラフは略)でプラスなのは3誌。前回の4誌よりは状況が悪化。しかし5%超は皆無。マイナス誌は11誌で、誤差の範囲を超えたのは5誌。業界全体の縮退傾向が一層強く出ている。 マイナス5%超のうち「SPA!」「AERA」は、紙媒体による「写真週刊誌」という存在において、供給過多のイメージは否めない。数字の減退ぶりがそれを裏付けている。デジタル系での配信をメインとし、本誌はそのプラットフォームとして割り切り、出版形態・構成を変えるぐらいの変革も切り口の一つとして考察すべき時が来ている。写真誌の経験を上手く活かせれば、電子書籍上での優位性確保も十分考えられる。 また、今回は前年同期比でマイナス1.4%と減退したものの、前期比ではプラス0.4%の値を示している「週刊アサヒ芸能」。その奮戦ぶりの事由として前回取り上げたのが『めしばな刑事タチバナ』。いわゆるB級、