兵庫県篠山市は、アライグマの行動と生態を知ることで効果的な獣害対策につなげていこうとこのほど、研修会を開いた。市は、有害鳥獣捕獲と外来生物法の防除計画に基づく捕獲を柱として、アライグマの被害対策に取り組んでおり、捕獲従事者証を取得した市民が年間約130頭、猟友会が約150頭を捕獲しているが、農業被害額は年間約150万円にのぼり依然として被害は減っていない。そこで改めてアライグマについて学ぶため、埼玉県農業技術研究センター職員で、捕獲実績をあげている古谷益朗さんを講師に迎え、生態や捕獲ノウハウを聴いた。要旨をまとめた。 アライグマは北米原産で、2005年に特定外来生物に指定された。日本では1960年代に野外での生息を、77年に繁殖を確認した。この年に放映が始まったテレビアニメによって人気となり、ペットとして大量に輸入された。しかし、気性が荒く、アニメのようなかわいい動物ではないことから、多く
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