イベントのスピーカーはおなじみ「兄貴」こと、土居 憲太郎氏。 まず話題とされたのは、発売間も無いPhenom II X4 955 BE。今回は「Phenom II最上位」という点よりも、「実は省電力」と言う点に力点を置いた解説になっており、同じTDP 125WのPhenom II X4 940 BEと比べた場合、アイドル時の消費電力が低い(P3時:48.8W→42.1W)ことなどが紹介された。 またこの後、Radeon HD 4890のスペックも紹介。これも(シングルGPUでは)同社最上位モデルだが、今回はあくまでも「省電力」がメインの解説。ダイそのものがRadeon HD 4870から改良されており、最大消費電力こそ増えている(160W→190W)ものの、アイドル時の消費電力は90W→60Wに減っていることなどがアピールされた。 Radeon HD 4890に関しては、同GPUを2
Phenom II X4の最上位、955 Black Editionが発売 シングル/マルチスレッドとも最高スペック、OCデモも開始 Phenomシリーズ最上位となる、Socket AM3対応のクアッドコアCPU「Phenom II X4 955 Black Edition」(クロック3.2GHz、3次キャッシュ6MB、クロック倍率固定解除)のリテールパッケージ品が発売された。実売価格は27,000〜28,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 ●名実ともに最上位 シングル/マルチスレッドとも最高スペック Phenom II X4 955 Black Editionは、現行のPhenom/IIシリーズで最もクロックが高い最上位品。同じAM3用CPUでは、2月に登場した810が2.6GHz動作だったが、今回のモデルは3GHzをオーバー。3次キャッシュも810(4MB
AMDは3月3日、かねてから進めてきたAsset Smartに関する取引を完了した、と発表した。平たく言えば、これまで自社で保有してきた半導体製造施設を、アブダビ資本との合弁会社「The Foundry Company」(仮称)に移管したわけだ。この代価としてAMDは7億ドルを受け取ると同時に、半導体設計会社となるAMDにもアブダビ資本1億2,500万ドルが注入される。これによりAMDはThe Foundry Companyの議決権34.2%を持つ株主になると同時に、8億2,500万ドルあまりを受け取ったことで、短期的な運営資金の懸念から解放される。 ●AMDとThe Foundry Companyの先行き 何とも素晴らしい解決策のように見えるが、それはあくまでも全てがうまく行った時の話だ。当面、AMDの最先端CPUはThe Foundry Company以外では製造できないし、The F
2月末、Socket AM3対応で初のクアッドコアCPUとなる「Phenom II X4 810」が複数のショップに入荷した。価格は1万8000円弱で、在庫は潤沢だ。Phenom II X4 810は2.6GHzで動作し、2MバイトのL2キャッシュ4個と共有のL3キャッシュ4Mバイトを備える。 待望のクアッドコアCPUながら、多くのショップで売れ行きはいまひとつの様子だ。某ショップは「クアッドコアといってもL3キャッシュが少なめの800番台なので、急いで入手したいという人はあまりいないでしょう。なにより、今はPhenom II X3ばかりに注目が集まっているので、入荷に気づいていない人も多いですね」と語る。そのほかにも、1週間早く登場したPhenom II X3 720 Black Editionの人気を引き合いに出すコメントが多かった。 Phenom II X3 720 Black Ed
AMDは、Socket AM3に対応するクアッドコアCPU「Phenom II X4 810」(以下X4 810)、トリプルコアCPU「Phenom II X3 720 Black Edition」(以下、X3 720BE)を2009年2月9日、日本で発売すると正式に発表した。ただし、どちらもまだ店頭には並んでおらず、出回るのは2月下旬~3月上旬になるとみられる。 従来のPhenom IIとの違いは、どちらもSocket AM3に対応し、DDR3 SDRAMが使えるようになった点だ。またDDR3 SDRAMを搭載するためには、当然対応するマザーボードが必要となる。昨日の発表をうけて各メーカーからSocket AM3対応マザーボードが店頭に並んでいるが、Socket AM3マザーボードに、Socket AM2のCPUを差すことはできない。逆にSocket AM3のCPUは、Socket AM
日本AMD株式会社は29日、都内でプレス向けに事業方針説明会を開催し、45nmへ移行を進める戦略とロードマップを説明した。 説明会ではまず、2008年10月に日本AMDの代表取締役社長に就任した吉沢俊介氏が登場。AMD/ATIの統合完了や本社のCEOにDirk Meyer氏が就任したこと、ファブレス・ビジネスモデルへの移行、デジタルTV/ハンドヘルド事業の売却を挙げ、同社が新体制に入ったたことを説明した。 続けて、AMDはx86 CPUと先端グラフィックの開発技術/IPを共に備える唯一の会社であり、「プロセッサとグラフィックを武器にPCとサーバー事業に集中していく」と、選択と集中を実現した新体制をアピールした。 2009年には、SOI 45nmを活用して新CPUやGPUを投入し、同時にプラットフォームレベルでの価値も提供する計画。平行して、Foundry CoへのFab移行を完了させ、ニュ
先々週にデビューしたばかりのPhenom II X4が、早くも大幅に値下げされる見込みだ。複数のショップが、24日(土)から値下げする旨の告知を行っており、それによると、940 Black Editionが最安23,800円前後、920が同19,800円前後になるという。これらの価格は現時点のおおむね4千円安だ。 これらの価格は、AMDが米国時間の19日(月)に発表したCPUの価格改定を反映したものと見られる。OEM向け価格は、940 Black Editionが275ドルから225ドルに(下落率18%)、920が235ドルから195ドルに(同17%)、それぞれ大幅に下げられている。 なお、具体的な予告が確認できたのはTSUKUMO eX.とパソコンショップ アーク、T-ZONE. PC DIY SHOP。TSUKUMO eX.とパソコンショップ アークの予価は、940 Black E
近く行われると見られるAthlon 64 X2の価格改定を先取りし、秋葉原ではポイント還元やマザーボードとの同時購入で割り引くというかたちで実質的な大幅値下げの動きが相次いでいる(詳細は「Athlon 64 X2割引販売店一覧参照のこと)。 店頭の価格表示は先週からほとんど変わっていないものの、ポイント20%還元やセット購入時最大6,000円の割引などを行っている例が多い。 なお、記事中に記載している割り引き後の価格は編集部の計算によるもの。 ●表示価格変えずに割り引き カクタソフマップとソフマップ1号店マルチメディア館は先週の安値圏にあった店頭価格をそののまま維持しつつ、同店のポイントカード「ソフマップカード」のポイント還元率を大幅にアップしている。 Athlon 64 X2 6000+、5600+、5200+、5000+の購入者には購入金額の20%還元するとしており、ポイント還元を実質
今週の水曜日、複数のショップにASUSTeKのマザーボード「COMMANDO」が入荷した。価格は3万円前後。在庫は潤沢だが、好調に売れているため、週末には売り切れる店舗が続出すると予想される。 COMMANDOはチップセットにP965+ICH8Rを採用したATXマザーで、年末の目玉商品だった「Striker Extreme」と同じR.O.G.(Republic of Gamers)シリーズに属する。オーバークロック耐性が高く、リリース時からゲーマーやハイエンドユーザーに注目されていた。 オーバークロック時も安定して給電できる電源回路を備えるほか、ヒートパイプタイプのチップセットクーラーを採用している。また、CPU回りはサーバー向けマザーによく使われるデジタルコンデンサを搭載。2基のPCI Express x16スロットはそれぞれx16とx4で動作し、CrossFireをサポートする。8ch
TDP 45Wと低消費電力ながら価格が通常モデルとほとんど同じAthlon 64が発売になった。モデルナンバーは「3500+」と「3800+」の2種類で、価格は通常モデル+1,000円程度となる11,800〜13,800円ほどだ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 今回発売されたCPUは、Athlon 64では初めて65nm SOIプロセスで製造されたもの。90nm SOI製造の通常モデルでは62WだったTDPが45Wに下がっているのが最大の特徴で、動作クロックやキャッシュ容量はこれまでと変わりない。具体的には3500+が2.2GHz/512KB、3800+が2.4GHz/512KBという仕様で、両者ともシングルコアなのも従来同様。対応ソケットはSocket AM2。OPNは「ADH3500IAA4DE」と「ADH3800IAA4DE」。 低消費電力のAthlon 64としては
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