番組表を見て、何となく録画しておいた「ブラタモリ 新宿水道編」を観てみた。 新宿の水道局などを巡って、江戸時代からの上水や下水の流れなどに思いをはせる回で、面白かった。 じつは、全然詳しくはないのだが、なぜか昔から上水などに興味がある。 放送で御苑横の水道局に、江戸前期に玉川兄弟によって造成された玉川上水についての顕彰碑が立っているのが映ったが、若い頃、これを読んだ記憶がある。歴史好きだったので、江戸時代のことを読んだりして、番組でやったようなことに感心したりしていた。 17~18世紀、欧州は相次ぐ戦争、反乱、革命に忙しいが、日本は徳川治下で平和かつ建築、再開発、インフラ整備の盛んな時代を迎える。中期の江戸は人口世界最大の、きわめて清潔な都市だったといわれる。理由の一つが、欧州よりはるかに早い玉川上水や縦横な掘割など、都市住民用水利設備の整備だった。 しかも、民間主導で作られた上水(玉川兄