ことし、将棋界で史上最年少のプロ棋士となった中学2年生の藤井聡太四段が、24日のデビュー戦で現役最年長の加藤一二三九段と戦い、14歳と76歳による年齢差が62歳の対局を白星で飾りました。 それまでの最年少記録は現役最年長の76歳、加藤一二三九段が昭和29年に昇段したときの14歳7か月で、藤井さんは24日、その加藤さんを相手にプロとしてのデビュー戦となる竜王戦の予選の対局に臨みました。 2人の年齢の差は62歳で、日本将棋連盟によりますと、記録が残る公式戦の中では最も年齢の離れた対局だということです。 対局は午前10時に始まり、中盤、互いに攻め合う展開が続きましたが、藤井さんの攻めが押し切る形となり、午後8時43分、加藤さんが投了して、110手までで藤井さんがデビュー戦を白星で飾りました。