①西村利信さんの「原爆体験記」 全文を閲覧・印刷できます→ こちら 1945年8月6日当時、広島第二中学校2年生の西村利信さんは、高校2年生のときに所属していた文学クラブの冊子に原爆体験記を記していました。 原爆投下から四年といえば、日本はGHQの厳しい統制下で、原爆に関する報道は一切禁じられており、新聞・雑誌・本はすべて検閲され、原爆の記載があるものは没収・廃棄されていました。しかし、高校の文芸誌であったため、西村利信さんの原爆体験記は奇跡的に検閲をのがれ、手元に残りました。 ぜひ多くの方々に知ってほしい、読んでいただきたいと思い、西村利信さんからその貴重な原本をお借りし、小冊子のデータにまとめました。 また、69年ぶりとなる手記発見までの経緯については、被爆死した広島二中の山本信雄先生の次女・小野英子さんに「はじめに」で、詳細を書いていただきました。