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2018年8月10日のブックマーク (2件)

  • まだ終わっていない戦争の決算

    2013.04.11 国の決算書類の中に旧臨時軍事費特別会計歳入歳出整理額計算書というものがある。 昭和12年9月10日、臨時軍事費を一般会計と区別して戦時終局までを一つの会計年度として特別に整理することになった。 (臨時軍事費特別会計法) この臨時軍事費特別会計は、「昭和20年勅令第542号ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基づく臨時軍事費特別会計の終結に関する件」により、昭和20年2月28日に約8年半を一つの会計年度として終了した。 出納整理期間が同年5月31日までとされ、6月1日以降の歳出歳入及び債権債務は一般会計が承継することとされた。 この特別会計の収入は1733億円、支出は1554億円、差引剰余金179億円。 ところが特別会計閉鎖後も、決算時点では明らかではなかった歳入歳出が頻発し、こうしたものを一般会計から再び切り離し、旧臨時軍事費特別会計分として別途整理すること

    まだ終わっていない戦争の決算
    comzoo
    comzoo 2018/08/10
  • 「臨時軍事費特別会計 帝国日本を破滅させた魔性の制度」鈴木 晟 著

    太平洋戦争へ至る過程で軍部の台頭を許した大日帝国の制度的欠陥の一つが「臨時軍事費特別会計」である。 臨時軍事費特別会計は大日帝国下で戦時に戦費支出目的で定められる特別会計制度で日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦・シベリア出兵、日中戦争(支那事変)・太平洋戦争の四度設けられた。それぞれの支出額は日清戦争:約二億円、日露戦争:約十五億円、第一次・シベリア:約八億八千万円、日中・太平洋戦争:約一五五三億九千万円。 その特徴は 「一般会計とは異なり、いずれも戦争の勃発から終結までを一会計年度とし不足分は追加予算で補われる」(P90)こと「戦争の終結までが一会計年度であるので、その間に陸海軍省は議会にたいして決算報告の義務がない」(P96)ことである。 臨時軍事費特別会計法(昭和十二年法律八十四号) 第一条 支那事変ニ関スル臨時軍事費ノ会計ハ一般ノ歳入歳出ト区分シ事件ノ終局迄ヲ一会計年度トシテ特

    「臨時軍事費特別会計 帝国日本を破滅させた魔性の制度」鈴木 晟 著
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    comzoo 2018/08/10