主に携帯電話のメールなどで利用される「絵文字」のUnicode標準化を進めてきたGoogleは、3月18日に「絵文字のUnicode符号化に関するアップデート」を発表した。これによると、絵文字の符号化はUnicode技術委員会で正式了承され、4月下旬にアイルランドで開催されるISO/IEC SC2/WG2標準化会議で審議・承認される運びという。 携帯電話の絵文字は、docomo、au、Softbankなどのキャリアがそれぞれ独自に仕様を決めて運用していたため、キャリアを越えてメールを送受信する場合や、全キャリアに対応した掲示板システムなど携帯向けWebサービスを構築する際に、これまで大きな弊害となっていた。 標準化のプロセスは、Googleが提供するWebメールサービス「Gmail」で絵文字送受信に対応したことと前後して、昨年11月から「emoji4unicode」プロジェクトとしてスター